TMJ

 

利用者からの低評価コメントが目立つTMJ(トレンドマーケットジャパン)は、2020年3月12日に行政処分勧告を受けた株情報サイトです。

 

行政処分を受けてからというもの、TMJを利用していた会員は続々と退会し、口コミサイトでも悪評が相次ぎましたが、現在は営業停止・業務改善命令を受けて提供サービスなどの見直しを行っているようです。

 

その実態を調査すべく、この記事では、株情報サイトTMJの特徴や提供サービスなどから実態を検証していきます。

 

入会する株情報サイトにお悩みの方、株情報サイトTMJの詳細を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

TMJ(トレンドマーケットジャパン)とは

 

サイト名 TMJ(トレンドマーケットジャパン)
サイトURL http://kabu-tmj.com/top/
運営会社 株式会社フラム
代表者 渡邉 誠二
住所 東京都中央区日本橋本町4-3-14-201

 

TMJ(トレンドマーケットジャパン)は株式会社フラムが運営しており、個人投資家の投資スタイルや目標利益に合わせた有料契約プランを提供する株情報サイトです。

 

金商登録番号を持っていたことから、当初は利用者も多かったようですが、2020年3月の行政処分とその後の対応により、現在は悪評が相次ぐ低評価株情報サイトへと成り下がっています。

 

 

TMJの行政処分

 

2020年3月3日、関東財務局長はTMJを運営する「株式会社フラム」に対して以下の勧告を出しました。

 

①投資実績に関して著しく事実に相違する表示

当社は、本件広告手法により、本件ウェブサイトにおいて、検証記事として、少なくとも延べ52銘柄に関し、また、投稿記事として、少なくとも延べ13銘柄に関し、実際にはそのような投資実績がないにもかかわらず、アドバイスを行った実績がある旨の当社広告記事を掲載した。

 

②投資実績に関して著しく人を誤認させるような表示

当社は、本件広告手法により、本件ウェブサイトにおいて、実際には本件広告業務委託先が当社の投資実績を正確に反映することなく作成した当社広告記事を、集客効果を狙って、あたかも第三者によって投稿されたかのような外観を装った記事として掲載した。

 

TMJを運営する株式会社フラムは、特定の口コミサイトと共謀して、悪質なステマ行為を行っていました。

 

癒着関係にあった口コミサイトではTMJを過剰にオススメする記事の掲載や高評価コメントの投稿を行い、印象操作を行っていたとのこと。

また事実と異なる実績の掲載により、個人投資家を騙していた事実も判明しています。

 

 

そして行政処分勧告から9日後の2020年3月12日には、関東財務局からTMJの行政処分内容が発表されました。

この発表ではTMJを運営する株式会社フラムに対して、以下の2つの命令が下されています。

 

(1)業務停止命令
新たな契約(契約金額の増額を伴う変更契約を含む。)の締結に係る勧誘・契約締結を令和2年3月12日から同年4月11日まで停止すること。

 

(2)業務改善命令
1)不適切な広告の掲載を直ちに停止すること。
2)本件の発生原因を分析し、適切な業務運営態勢及び内部管理態勢の構築を含む再発防止策を策定・実施すること。
3)全ての顧客に対し、今回の行政処分の内容を説明し、適切な対応を行うこと。
4)本件法令違反行為の責任の所在を明確にすること。
5)上記1)から4)までについて、具体的な改善策を令和2年4月13日(月)までに書面により報告すること。

 

簡単に言えば「1ヶ月間の営業停止期間中に反省し、悪質行為を改めてください」というような内容です。

 

その後1ヶ月間の営業停止を経て、現在では運営を再開しています。

 

 

TMJのアナリスト渡邉 誠二とは?

渡邊誠二

 

TMJの顔と言っても過言ではないのが、代表とアナリストを兼任する「渡邉 誠二」という人物です。

彼の経歴とプロフィールがこちら。

 

TMJ代表取締役/アナリスト【渡邉 誠二(わたなべ せいじ)】

 

1982年に日興証券入社。金融のプロフェッショナルとして更なるスキルアップを志し、1991年には世界一の学術校として知られるシカゴ大学に入学。在学中に同大学にてMBAを取得。

その力が認められ、元米国三大投資銀行としても名高いメリルリンチ証券に入社。数々の実績を残したのち独立。

これまでの実績と力を活かせるよう株情報サイトTMJを設立した。

(引用:TMJ公式サイト)

 

 

プロフィールを見る限りだと華々しい経歴を持っているようです。

しかし、実際の実績については確認できなかったため、渡邊誠二氏が実力あるアナリストなのかという点は不明です。

 

 

TMJのサービス内容

 

TMJには、無料で利用できる株情報サービスと、有料で利用できる株情報サービスがあります。

以下にそれぞれの株情報サービスについてご紹介します。

 

TMJの無料株情報サービス

 

・注目銘柄の配信
TMJの注目銘柄を2~3銘柄、毎週火曜又は水曜に配信している。

 

・銘柄相談
TMJのスタッフに現在購入検討中の銘柄や保有中の銘柄を診断してもらえる。

 

・今後の相場を先取りした分析コラム
TMJのアナリスト【本多和推】が執筆している独占コラムを閲覧することが出来る。

 

 

TMJの有料株情報サービス

 

・初回お試しプラン(シングル契約)

低予算で少しの利益を出したい投資家にオススメの契約プランとなっており、TMJの実力を体感できるお試し商品。

推奨銘柄数:1銘柄
目標利益:120%
募集人数:20人
価格:50,000円

 

・ベーシックプラン(シングル契約)

利益率が高く安定した投資を行いたい投資家におすすめの基本プランで、TMJのアナリストが厳選した短期銘柄を提供している。

推奨銘柄数:2銘柄
目標利益:150%以上
募集人数:20人
価格:300,000円

 

・ビジネスプラン(シングル契約)

30年以上のキャリアを持つ敏腕アナリストによる徹底サポートプランで、個人投資家では得ることのできない高利益を得ることができる。

推奨銘柄数:2銘柄
目標利益:250%以上
募集人数:15人
価格:500,000円

 

・ゴールドプラン(期間契約)

値動きの速い銘柄を中心に短期銘柄を配信している契約プラン。

推奨銘柄数:毎月1~2銘柄
契約期間:1ヶ月~
契約料金:1ヶ月 150,000円(3ヶ月 350,000円)

 

・プラチナプラン(期間契約)

大幅利益獲得を目標として短期間で資産形成を行う契約プラン。

推奨銘柄数:毎月1~2銘柄
契約期間:1ヶ月~
契約料金:1ヶ月 300,000円(3ヶ月 500,000円)

 

・クリスタルプラン(期間契約)

TMJが誇るカリスマ相場師【本多和雄】の投資助言が配信される契約プラン。

推奨銘柄数:毎月1~2銘柄
契約期間:1ヶ月~
契約料金:1ヶ月 500,000円(3ヶ月 1,000,000円)

 

 

TMJのポイント

 

最後に、株情報サイトTMJのポイントについてまとめてみました。

以下のボタンから公式サイトに移動できますので、興味のある方は覗いてみてはいかがでしょうか。

 

TMJはこんなサイト

 

・ステマサイトとの癒着が発覚した悪質株情報サイト

TMJは悪質な口コミサイトと共謀して自作自演のクチコミ投稿や架空の実績掲載などを行っていたことが発覚しています。

2020年3月にはこの悪質行為が原因で行政処分を受けています。

 

・高評価クチコミは嘘。捏造された情報に注意

TMJは業者と手を組み大量の高評価口コミを投稿していました。

そのため、数々の口コミサイトなどに記載されている高評価クチコミの大半は嘘の情報です。

口コミに記載されている推奨銘柄や獲得利益なども実際の推奨情報とは異なりますのでご注意ください。

 

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