当ページでは、株の売買方法について解説しています。
株式の注文は、取引口座を開設した後、オンライントレードや電話で注文することができます。
口座の開設方法はこちらの記事で解説しているので、まだ口座を開設していない方はまずはこちらの記事を参考に口座の開設から進めてください。
株の買い方
株を買う流れ
まず、株を買う手順はざっくり以下のようになります。
- 証券口座を開設する
- 購入に使う資金を口座へ入金する
- 購入する株を選ぶ
- 買い注文を出す
- 購入完了
口座の選び方や開設方法については別記事で解説しているので、そちらをぜひ参考にしてください。
注文の流れ
株の注文の流れはこのようになります。
- 銘柄を選択
- 株数を選択
- 売買価格の決定
- 売買を選択
- 有効期限の選択
- 口座区分の選択
① 銘柄を選択
購入もしくは売却を希望している株式の銘柄(企業)を選択します。
② 株数を選択
購入する株式の価格と投資予定金額を勘案して、購入株数を決めます。
銘柄ごとに「売買単位」が決められており、「売買単位」の整数倍で注文を出します。
③ 注文方法・価格の設定
注文方法には、大きく分けて指値(さしね)注文と成行(なりゆき)注文の2通りがあります。
指値注文:「○○円以下で買う」という方法。
成り行き注文:需給の成り行きに応じて決まる値段で買う方法。 成り行きの場合は、値段がどんどん上昇する恐れがあるので、初心者は指値注文が無難。
逆指値:買いと売りを同時に注文する方法で「○○円以下で買い」「××円以下で売る」という方法。 逆指値注文は、指値注文で買った株が、その後、値下がりした場合の損失を小さくするためのリスク回避策。
また、売買価格を決めるときには、「呼び値」「制限値幅」なども考慮し、価格を決定します。
④ 売買を選択
「売り」か「買い」かを選択します。
⑤ 有効期限の選択
注文の有効期限を「当日中」、もしくは「今週中」「期間指定」から選択します。
当日中:市場が開いている時間注文ならその日のみ、それ以外の時間なら最初に売買が可能となる営業日1日のみ有効となります。
今週中:週末の営業日まで有効となります。
ただし、週末の営業日の取引時間終了後に「今週中」で注文した場合は翌週の週末営業日まで有効となります。
今週中を指定した場合、当該注文が執行される週の週末営業日を表示します。
期間指定:注文執行日の翌営業日から翌月末までの日付を指定して注文を出すことができます。
ただし、有効期間内でも途中で注文が無効となる場合もありますので注意が必要です。
⑥ 口座区分の選択
取引をする口座の区分を選択します。
口座区分は証券会社によって「一般口座」「NISA口座」など様々なので、詳しくは自身の証券口座のホームページなどから確認してください。
株を買う単位
株の購入単位は、100株単位が基本です。
現在日本では、株を1株ずつ購入することはできません。
株ごとに購入できる単位が決まっていますので、決まった単位以上で株を購入しましょう。
株の売り方
株を売る流れ
株を売る流れは、基本的に買う場合と同じです。
株を売る手順はざっくり以下のようになります。
- 売る株を選択する
- 売る株の量を決める
- 売り注文を出す
- 売却完了
株を売るタイミング
株を売るタイミングは、主に以下のタイミングのときが多いです。
- 目標に達したとき
- 損切りするとき
- 業績悪化が確定したとき
■目標に達したとき
株式投資では、あらかじめこの価格になったら売却するというマイルールを定めておくことが大切です。
ズルズルと売り時を逃さないように、あらかじめ「株価が○○%上昇したら売る」というような、自分なりのルールを決めておきましょう。
■損切りするとき
損切り(ロスカット)とは、損失が確定している株式に見切りをつけ、被害を最小限に抑える行為のことを言います。
損切りを行う目安は、だいたい損失が5〜10%になったときだと言われています。
例えば、50万円で株を購入した場合は47万5千〜45万になったタイミングで売却するのが一般的です。
この目安を下回った場合には、勇気を持って売却することで被害を最小限に抑えることができます。
■業績悪化が確定したとき
企業の業績悪化を原因とする株価の値下がりが明らかになったときは、株式を売却することをおすすめします。
具体的には、目に見える業績悪化や不祥事が明らかになったときです。
株価が下がるスピードは速いため、下がりきる前に売却するようにしましょう。
株式投資では、株を売却するタイミングが一番難しいと言われているので、自分なりのルールを決め、欲を出さないように注意しましょう。